スキャナで読み取ったデータをMarkReaderで処理したあと,作成されたExcelのファイルを確認すると,黄色いセル(読み取りエラー)が多いことがあります。
この場合,次のようなことが考えられますので,確認してみてください。
1.スキャナの読み取り設定が適切でない場合
スキャナの読み取り設定が適切でないと,マークが薄くてうまく認識できない場合があります。
スキャナの設定を上記の「スキャナの読み取り設定のポイント」を参考に確認してみてください。
2.アンケート用紙をスキャンした画像ファイルの名前に問題がある場合
スキャンしたファイルは,ファイル名の順番に処理されます。
一部のソフトウェアでは,ファイルの数が多くなった時に,例えば,
XXXX-1.tiff,XXXX-2.tiff,・・・,XXXX-9.tiff,XXXX-10.tiff,・・・
のように,連番の桁数が固定出ない場合は,処理される順番は,
XXXX-1.tiff,XXXX-10.tiff,XXXX-11.tiff,・・・,XXXX-2.tiff,XXXX-3.tiff,・・・
といった順序で処理されるため,アンケートが両面で作成されている場合には,処理順序がずれてしまいます。これが原因でエラーが生じる可能性があります。
3.作成したアンケート用紙のデータに問題がある場合
SourceEditorでアンケート用紙を作成する際,見た目は問題なくても,試行錯誤しながら作成している中で,
内部的に「ごみ」のようなデータがたまってしまい,それが原因でうまく処理できていないという可能性もわずかながら考えられます。
そのような状況が起きているかどうかを確認するには,キャビネットから「調査用紙のサンプル」をダウンロードして,それを印刷,スキャンして,その処理結果と比較してみてください。
自分で作成したデータと同様にエラーが多く発生しているとすれば,それはスキャナの読み取り環境や,ファイル名が原因として考えられます。
また,問題がなかった場合は,自分で作成したアンケート用紙に問題があることが考えられます。