ご挨拶

千葉県総合教育センターは、本県における教育に関する調査研究および研修を行うとともに、本県の教育の振興・充実を図ることを目的として設置されております。

 昭和59年にこの幕張の地に移転し、今年度で35年目を迎えることとなりました。これまでに多くの教職員の方々にご利用いただき、多くの研究成果をまとめてまいりました。

 千葉県では、平成27年度から5年間の計画として、第2期千葉県教育振興基本計画「新みんなで取り組む『教育立県ちば』プラン」を実施し、学力や道徳など子どもたちにとって必要な力の育成を第一に考え,その土台となる学校づくりのための取組、学校・地域・家庭がこれに関わっていくための体制づくりにも努めています。

 県内の多くの学校では、新規採用者の増加とともにベテラン教員と若手教員の大幅な交替の時期を迎えており、ベテラン教員からの指導力の継承が課題となっています。それとともに今日的な教育課題として、いじめ・不登校などへの対応や子供の貧困問題、障害のある児童生徒や外国人児童生徒等の増加、教育の情報化など、教育現場の抱える課題は複雑化、困難化しており、教師の負担は年々増大しています。

また、教育現場の教育力が低下することのないよう、学校教育の土台となる学校教育の教育力を強化するための教師の働き方や業務の在り方なども課題となっております。

 そのような状況下で、教職員に課せられる役割や責務はこれまで以上に大きくなっております。

 そこで、当センターでは、教育公務員特例法が改正されたことに伴い、県教育委員会では信頼される質の高い教員の育成を目指す指標を策定し、新しい教員の研修体系を構築する作業を進めております。さらに、このような今日的な状況を踏まえ、新しい研修体系の育成すべき資質能力に沿って、教員のキャリアステージごとに、力量向上が図れるような研修を組み立てており、eラーニング研修の推進、教員の負担軽減、研修履歴の可視化と自己研さん意欲の向上などを目指し、研修履歴システムの導入を進めて参ります。

これまでに積み重ねてきた指導方法に加え、新たな指導方法や時代に即した研修内容をこれまで以上に提供してまいりたいと考えております。

 そのために当センターの役割である、

 1 調査研究事業

 2 研修・能力開発事業

 3 学校支援(カリキュラム開発等)事業

 4 教育相談事業

を通して、教職員や学校への積極的な支援に努めてまいります。

 

 本県教育の振興・充実のために各種事業の積極的な活用をお願い申し上げます。

 

千葉県総合教育センター所長

秋 元  大 輔