お知らせ
児童生徒の理科離れ対策事業(令和5年度)
 児童生徒の理科離れが問題視されている昨今、その原因の一つとして、「小学校教員の理科指導に対する苦手意識」が指摘されています。これは、小学校教員の多くが高等学校在学中から理科科目の履修が少なく、観察・実験などの体験不足があると分析されます。
 千葉県では、理科教育の充実と小学校初任者の理科に関する知識・技能の向上を図ることを目的に、
平成19年度よりサテライト研究員制度及び小学校初任者研修における「理科観察・実験実習研修」を「児童生徒の理科離れ対策事業」として行っています。
 

 以下は、今年度の事業の概要です。
◎第1回サテライト研究員会議(全体)

 5月19日(金)オンラインで実施しました。各地域で理科の指導力に優れた小・中・高等学校の教員20名ずつ、計60名のサテライト研究員が参加して、今年度の本事業について協議しました。


◎第2回サテライト研究員会議(教育事務所別)

 6月中旬から下旬にかけて、教育事務所ごとに5会場(県立浦安南高等学校、県立松戸高等学校、県立成田北高等学校、県立成東高等学校、県立木更津高等学校)で実施しました。夏の小学校初任研「理科観察・実験実習研修」の具体的な内容について協議しました。


◎第3回サテライト研究員会議(会場別)
 「理科観察・実験実習研修」実施前に、20高等学校(下記参照)を会場に実施し、最終打合せ及び準備等を行いました。

◎小学校初任者研修「理科観察・実験実習研修」
 539名の小学校初任者(千葉市、船橋市、柏市を除く)と昨年度の研修欠席者12名を対象に、20高等学校を会場に7月31日、8月8日、9日のいずれか1日で実施しました。今年は例年どおり1日研修で行いました。どの会場でも、熱心に研修に取り組む初任者の姿が見られました。
 【会場校】
  葛南教育事務所管内 
    県立柏井高等学校、県立薬園台高等学校、県立国分高等学校、県立浦安南高等学校、県立小金高等学校
  東葛飾教育事務所管内
   県立松戸高等学校、県立東葛飾高等学校、県立柏の葉高等学校、県立流山おおたかの森高等学校、県立野田中央高等学校、県立我孫子高等学校
  北総教育事務所管内
    県立成田北高等学校、県立佐倉高等学校、県立佐原高等学校、県立匝瑳高等学校
  東上総教育事務所管内
    県立成東高等学校、県立長生高等学校
  南房総教育事務所管内
    県立安房高等学校、県立木更津高等学校、県立君津高等学校
 【研修内容】
  (1)安全指導及び理科室の管理
  (2)観察、実験操作の基本
  (3)児童の興味・関心を高める指導の工夫
【研修の様子(一部抜粋)】


令和5年度報告書は、年度末にWeb up予定です。
なお、
令和4年度の報告書は下記よりダウンロードできますので、ご覧ください。
  
 
令和4年度「理科離れ対策事業」の実施状況と今後の方向性.pdf 




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