センターだより

特別支援教育相談研修2

 8月5日(金)に、特別支援教育相談研修2ー発達障害のある子の事例から学ぶ・事例に生かすーが行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。

講義「発達障害のある子への支援ー現場の教員に求められることや保護者への支援についてー」
                      講師:星槎大学大学院教育実践研究科 教授 岩澤 一美 氏 
講義・演習「実際の事例を加工した仮想事例についてのグループ演習」
講師:視覚発達支援センター 相談員 高野 里絵 氏 
県総合教育センター 所員           

    
研修の様子

 受講後の、受講生の声です。(以下、原文ママ)
・「講義は大変興味深く、印象に残りました。例えばの話しがとてもわかりやすく、場面の想像が
 しやすかったです。」

・「子供を正しく見るためには立体的にみること、保護者も同時に立体的に見ていくことも必要だと
 感じました。」

・「校種が違う先生方と直接事例検討し合うことができ、多方面での見方、考え方を学べました。」

 午前中は、大学教授からペアレント・トレーニングや検査のことを含めた、学校現場に求められることや保護者への対応を学び、午後は事例を通してのグループ演習を行いました。本研修で学んだ、「事例の見方、考え方」を実践に生かしていただけると幸いです。

特別支援教育におけるICTを活用した教材・授業づくり研修

 8月26日(金)に、特別支援教育におけるICTを活用した教材・授業づくり研修が行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。

◯講話・演習「特別支援教育におけるICT機器の活用ーコミュニケーション・学習支援のツールとしてー」
講師:県教育庁教育振興部特別支援教育課 指導主事 小西 孝政 氏 
◯講話・演習「障害のある児童生徒へのICT機器を活用した授業の実際及び教材の体験」
講師:県立特別支援学校教諭 2名 

      
研修の様子

受講後の、受講生の声です。(以下、原文ママ)

・「おすすめの教具やアプリなど、実際に試すことができて、本当に勉強になりました。」

・「GIGAスクール構想の基本から再確認することができた。生徒に対するアセスメントのヒントをたくさんいただくことができた。」

・「現場ですぐに使えそうなアプリをいくつも紹介してくださったので、試してみます。

また、一人一人の実態に即して何を使うかを考えることが大切だというお話を伺ったので、気を付けて実践していきます。」


 講師には、特別支援教育におけるICT活用について、国や県の動向を分かりやすく御講話いただきました。また、実践例やアプリ等の紹介、演習などについても、今後のICTを活用した教育実践に生かすことができる内容で、有意義な研修となりました。

アセスメント研修2

 7月27日(水)に、アセスメント研修2ー諸検査の特徴と基本的な解釈ーが行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。

◯講義「諸検査の特徴について」

◯講義・演習「検査結果の基本的な解釈について」

講師:山梨大学教育学部 准教授 永田 真吾 氏 
    
研修の様子

 受講後の受講生の声です。(以下、原文ママ)

・「オンライン研修では得られない多様な良さを感じた。」

・「講師の先生の熱意やお人柄にふれながら研修できた。隣席の参加者の方とペアで演習を行い、理解がより深まった。」

・「細かな結果の見方や捉え方、指導への繋げ方を学ぶことができて大変勉強になりました。『得意なことを生かして』という具体的な指導方法を教えていただいたことが一番印象に残りました。」

 


 感染症対策のため、人数や時間に配慮して演習を実施しました。心理検査の結果が学校に提示された際、私たち教員が結果をどう読み解き日々の指導・支援に活用するとよいか。そのためのヒントを多く得ることができた研修でした。

自立活動研修2

 8月18日(木)・19日(金)に、自立活動研修2ー摂食指導「おいしく、楽しく、安全に食べる」ための理論と実際ーが行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。

8月18日(木)

◯講義「摂食・嚥下の仕組みと摂食・嚥下機能の発達過程について」

◯実技「食事に介助が必要な子の摂食指導」

     講師:国立病院機構千葉東病院 歯科医師長 大塚 義顕 氏

8月19日(金)

◯講話「栄養教諭から見る摂食指導の視点」

     講師:県立特別支援学校栄養教諭 

◯講話「食事に介助が必要な子の摂食指導について」
     講師:県立特別支援学校教諭

    
研修の様子

 受講後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)

・「1日目、リモートでの授業にして頂いたことで、コロナ禍でもより実践的な技術を学ぶことができて大変勉強になりました。」

・「講義にて摂食や嚥下についてわかりやすく説明してくださり、実際に食べることを通じて普段摂食指導で悩んでいる部分が少しずつ解決することができました。」

・「栄養士さんから他の学校の取り組みを知れて保育園でも生かしていきたい。絵本メニューとのコラボが印象的でした。」

・「他学校の給食時についての実情や給食形態を知ることができました。また、実際に補助食器を触らせていただいたり、実演では講師の先生でやっていただいたり、なぜ補助具が必要など、また、支援の必要性や目標までの子供の観方ととてもたくさんのことを学ぶことができました。」

 

 今年度は、第1回目はオンライン、第2回目は対面での研修となりました。摂食指導に係り、医師、栄養教諭、教諭それぞれの視点から具体的な事例を基にした御講義等をいただき、有意義な2日間となりました。

発達障害のある子の指導研修2

 7月29日(金)、発達障害のある子の指導研修2ー姿勢の保持が苦手・じっとしていられない・不器用さのある子の指導ー1組が行われました。講義等の内容は以下のとおりです。

 

◯講義・演習 「感覚統合の視点から見た困難さの理解」

◯講義・演習 「運動能力を育てる指導のアイディア」

講師:横浜市北部地域療育センター 作業療法士 松本 政悦 氏


    
研修の様子

 受講後の受講生の声です。(以下、原文ママ)

・「児童の困難さを擬似体験することで、共感的理解ができたように感じます。」

・「先生のお話をお聞きし、これはあの子の行動と似ているな、この行動はこういう意味があったのか!!と、自分が今関わっている子どもたちの事を思い浮かべながら研修に参加させていただきました。」

・「具体的な児童への指導法をたくさん教えて頂いたので、夏休みが明けたら、挑戦したいです。児童理解にもつながる話をたくさんしていただき、勉強になりました。」


 講師の先生からは、コロナ禍を踏まえ、自席のままで、体を動かす内容の演習を行っていただきました。
 発達障害のある子の指導についての視点や理論、事例などが、各所属での今後の指導の一助となれば幸いです。