センターだより
発達につまずきのある幼児の理解と対応研修
8月20日(火)に発達につまずきのある幼児の理解と対応研修が行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。
・講義「発達につまずきのある幼児の理解と対応」
講師:千葉大学教育学部 准教授 真鍋 健 氏
・講話「幼児教育における保護者支援の在り方」
講師:県総合教育センター 幼児教育アドバイザー
・講話・演習「発達段階を踏まえた幼児の言葉によるコミュニケーションの方法や支援の仕方について」
講師:県立東葛の森特別支援学校 主幹教諭
研修の様子
〈アンケート自由記述より〉(原文ママ)
・「主体は子供であることを前提に「私の保育に子どもを乗せる」のではなく、「私の保育を子どもに合わせる」ということを徹底していきたいです。」
・「子どものことを見える部分だけで捉えるのではなく今何を思っているのか言葉に出来ない気持ちを読み取り内言語を育てていきたい。また、支援児の子だけでなく一人一人子どもや保護者と関わる時に今回の実習で学んだことを活かしていきたいと思う。」
障害別特性や発達の理解、幼児との関わり方や保護者支援について、また、言葉やコミュニケーションについての日常の関わり方について、本研修で学んだことを学校現場で生かしていただきたいと思います。
肢体不自由教育の理解と指導研修
8月7日(水)に、肢体不自由教育の理解と指導研修が行われました。講話等の内容は、以下のとおりです。
・講話「肢体不自由のある子の理解と指導について」
講師:県立特別支援学校教諭
・講話・演習「肢体不自由のある子の身体の指導と姿勢保持について」
講師:千葉県千葉リハビリテーションセンター
理学療法士 菊池 佑維 氏 伊藤 薫 氏
研修の様子
〈アンケート自由記述より〉(原文ママ)
・「肢体不自由の中でも、疾患それぞれの緊張の入り方やその緊張へのアプローチのやり方などがよく分かりました。筋ジストロフィーの児童生徒の実際の話の中で「教育は、将来のために行うところもあるが、筋ジスの子供たちとかかわるときは『今』をどう生きるか、ということを考えることも重要になる」と先生がおっしゃられていたことがとても心に響き、今後の指導や接し方などを見直していきたい。」
・「肢体不自由の定義から細かく教えていただき、身体の仕組みや実例をわかりやすく画像や動画で説明していただくことで、とてもわかりやすく理解できました。体育館でのストレッチや補助の仕方の実践もわかりやすく、すぐにやりたくなりました。ありがとうございました。」
・「実技演習の時間では、他校の先生と話すことができ勉強なりました。自分の学校だけでなく、異校種の先生方と話市、情報共有することで、今後の生徒の支援の仕方について参考になると感じました。」
・「普通高校で肢体不自由の生徒の担任を初めて持ち、障害についてはよくわかっていなかったのですが、これまで断片的に聞いていた知識が整理されました。特に医療的な話は聞く機会がなかったので、とても良かったです。」
午前は動画やアプリケーションを見たり演習を交えたりしながら肢体不自由の定義や障害特性等を学び、午後は2人組で安全な身体介助の演習を行いました。先生の身体介助の実演には感嘆の声が上がっていました。
視覚障害教育研修
8月2日(金)に、視覚障害教育の理解と指導研修-見えない・見えにくい子の指導の実際-が行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。
・講義「視覚障害のある子の理解と教育」
講師:筑波大学人間系 准教授 小林 秀之 氏
・講話「視覚障害の特性に応じたICT教育及び支援技術の活用に関する考え方と基本指導について」
講師:国立視覚特別支援学校 主幹教諭
・講話「視覚障害のある子に配慮した指導の実際」
講師:東京都立小学校 主任教諭2名(弱視学級担当)
研修の様子
〈アンケート自由記述より〉(原文ママ)
・「視覚に障害があるといっても、それぞれ見えにくさや見え方は異なり、弱視の子は見えているといっても積極的に自分から情報を得ようとしたり、学習の仕方等は工夫して行う必要があるということを改めて知りました。たくさんの経験ができるように、子どもの実態を把握しながら、安心して学習できる環境や意欲を育てていきたいと思いました。」
・「通常学級の担任です。弱視の児童が在籍していたことがあるにもかかわらず、その見え方や困っていること等が理解できていなかったのを痛感しました。特に視力検査のランドルト環を用いての説明は大変わかりやすく、衝撃でした。低学年では、本人は生まれた時からその見え方なので疑問に感じていないことが多く、保護者との連携(医療機関からどのような説明を受けているか)、他の教員との共通理解が必要であることを再確認しました。最後の弱視通級教室の先生方による実践は特に、現場で参考にできることが多くありました。カッターナイフの指導は弱視児童ではなくても必要な手順であり、9月以降参考にしていきたいところです。ありがとうございました。」
研修では、視覚障害教育に関する学習指導要領の解説や弱視児童・生徒に対するICTの利活用をした実践の紹介や小学校の弱視学級での具体的な指導・支援について講話、演習を行いました。
受講生には、この研修で学んだことを県内の視覚障害を有する幼児児童生徒への指導・支援に結びつけてほしいと思います。
教育委員による視察
7月31日(水)、岡本教育長職務代理者、貞廣委員、花岡委員、永沢委員、櫻井委員の5名の教育委員の皆さんが、当センターの施設設備や初任者研修、ipad授業動画活用研修などの研修の状況について、視察されました。
アセスメント研修1
8月2日(金)に、アセスメント研修1-発達障害のある子の検査結果(WISC-Ⅳ)を踏まえた支援、事例から実践に生かす(初級)-が行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。
・講義「発達障害のある子への支援~検査結果(WISC-Ⅳ)の基礎的な読み取りや保護者への支援について~」
講師:星槎大学 教授 岩澤 一美 氏
・講話・演習「実際の事例を加工した架空事例による事例検討」
講師:千葉県こども病院 心理判定員 敦賀 壮太 氏
研修の様子
研修後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)
・「グループ協議の時間でいろいろな先生方のお話や考えをお聞きできて良かったです。自分の勉強不足を感じこれから頑張ろうと思いました。」
・「岩澤先生の事例をお伺いして、今通級に通っている子どもたちと共通する内容が多くありました。子どもたちの思いを大事に、安心して話せる相手になっていきたいと思いました。午後の演習では、他市の先生方と事例検討を話し合い、学ぶことがたくさんありました。各市の状況も情報交換できて、視野を広く持って支援について話し合うことができました。ありがとうございました。」
・「WISC-IVの解釈の仕方がわかりやすく、とても勉強になりました。強みになる部分と弱いところをどう見取り、どう支援していくか今後活かしていきたいと思いました。」
WISC-Ⅳの指標のプロフィールパターンによる解釈では、講師の先生が認知特性から生じる学習の困難例、支援例を示していただきました。これらのパターンを参考にすることで、子供たちの支援方法などのヒントにつながると思います。
特別支援教育相談研修2
7月31日(水)に、特別支援教育相談研修2-合理的配慮の充実と連携の進め方について-が行われました。講義等の内容は、以下のとおりです。
・講義「発達障害の子の困難さと合理的配慮について理解を深め、学習の力を伸ばす方法」
講師:千葉大学教育学部 准教授 宮寺 千恵 氏
・講話「実際の事例を加工した架空事例による事例検討」
講師:民間相談室相談員 兼 スクールカウンセラー 髙野 里絵 氏
研修の様子
研修後の、受講生の声です。(以下、原文ママ)
・「合理的配慮という言葉は知っていたがどういう点に気をつけたらいいか不安だったので、今回の研修で少しわかったように思う。」
・「他校の先生方と話すことで他校できていることや事例をみたときにポイントとして特に注視する面がわかり、勉強になった。」
・「高校入試・大学などの入試の概要や、合理的配慮の事例について知ることができました。」
今年度から事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化され、社会全体で合理的配慮を考えるようになりました。本研修の内容をもとに、先生方には学校と子供たちや保護者をつなぐ架け橋になっていただけたらと思います。
知的障害教育におけるカリキュラム・マネジメント研修
7月22日(月)、23日(火)に、知的障害教育におけるカリキュラム・マネジメント研修‐学習指導要領を根拠とした実態把握から学習評価、授業改善までの手続き-が行われました。講話等の内容は、以下のとおりです。
・講義「知的障害教育における教育課程及び学習評価からの授業改善」
講師:筑波大学人間系障害科学域 教授 米田 宏樹 氏
・講話「お助けツール」の使い方
講師:県総合教育センター所員
・講話「お助けツール」の活用と授業の実際
講師:県立特別支援学校教諭
・演習「知的障害教育における指導目標と指導内容の設定-「お助けツール」の作成を通して-」の使い方 」
講師:県立特別支援学校教諭
・講話「授業改善アシスト」の使い方
講師:県総合教育センター所員
・講話「授業改善アシスト」の活用と授業の実際
講師:県立特別支援学校教諭
・演習 知的障害教育における学習評価からの授業改善-「授業改善アシスト」の作成を通して-
講師:県立特別支援学校教諭
・講話 知的障害教育におけるカリキュラム・マネジメント-「お助けツール」と「授業改善アシスト」の活用について-
講師:県総合教育センター所員
〈アンケート自由記述より〉(原文ママ)
・「他校の先生方と授業改善ツールについて協議する中で、いろいろな考え方を知ることができ、大変学びになった」
・「実際に操作をすることで、使い方について感じることができて良かった」
・「学習指導要領に基づいて授業を組み立てていくプロセスがよく分かりました。実践例から、具体的な活用方法が分かりました。授業づくりのポイントを周知できたらいいです」
研修で使用した「授業改善アシスト」や「知的障害教育課程のお助けツール-実態把握から学習評価まで-」は、こちらからダウンロードすることができます。ぜひ御活用ください。
教科書展示について
当センターを会場として、6月14日(金)から7月3日(水)の期間、教科書展示会を実施しましたが、引き続き千葉中央教科書センターとして、現行教科書並びに令和7年度使用予定教科書を閲覧することができます。
場所はセンター本館1階カリキュラムサポート室で、平日の9:00から16:45までの時間、閲覧可能となっています。ぜひご活用ください。
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テスト
休日開放事業「知りたい・学びたい発達障害」土曜塾
令和6年6月8日(土)に、教育関係者及び一般の方を対象として、休日開放事業「知りたい・学びたい発達障害」土曜塾が行われました。講演の内容は以下のとおりです。
・講演「発達障害の子どもとインターネットやゲームの世界-子どもたちはインターネットやゲームの世界で
何をしているんだろう?-」
講師:医療法人 仁誠会 大湫病院 児童精神科医 関 正樹 氏
〈アンケート自由記述より〉(原文ママ)
・「ASDやADHDの特性とゲームとの関係性についてのお話は、私にとっては新しい視点であり、新鮮に感じました」
・「インターネットやゲームの世界は発達障害の子どもたちにとって、居場所や大切なつながりの場であることが分かりました」
・「相談しやすい大人になるよう心がけたいと思った」
関先生は、岐阜県東濃地方の地域の児童精神科医として、発達障害や不登校の子どもの診療にあたるとともに、地域における発達障害の啓発活動や保護者の座談会などに出席し、家族支援を行っておられます。発達障害とゲームとの関係や家庭等でどのように対応していくのか、分かりやすくお話しいただきました。
関東地区教育研究所連盟第1回委員会・総会・研究協議会千葉大会が行われました。
5月9日(木)、10日(金)の2日間の日程で関東地区教育研究所連盟第1回委員会・総会・研究協議会が本センターを会場として行われました。
関東地区教育研究所連盟は群馬、栃木、茨城、東京、千葉、神奈川、山梨、新潟、静岡、長野の各県の教育研究所、またはこれに準ずる機関が相互の連携を密にし、教育の振興を図る目的で組織されております。(規約参照)
5年ぶりの集合開催でしたが、特設WEBサイトを活用した運営やchromebookを活用した研究協議などこれまでとは違う運営方法も取り入れて行いました。
また、来賓として
千葉県教育委員会 教育長 冨塚 昌子 様
国立教育政策研究所 所長 瀧本 寛 様
講師として
国立教育政策研究所 総括研究官 福本 徹 様
をお招きしました。
冨塚 教育長 様 瀧本 寛 様
1日目 の 様子
・基調講演 「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の姿」を実現するための取組について
講師 千葉大学 副学長 教育学部教授 貞廣 斎子 様
・教育センター(教育研究所)からの報告
千葉市教育センター 様
「資質・能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントはどうあるべきか」
茨城県教育研修センター 様
「児童生徒の協働的な学びの質を高めるICT活用の在り方」
2日目の様子
・研究協議
・閉会行事
次回は11月に相模原市を会場で行います。
特設HP
参加者の声
・他の自治体が実情に応じて様々な取組をしており、その中からたくさんのヒントをいただきました。
本市の課題解決の糸口になり得るかもしれません。
・他の機関と情報交換ができるため、とても充実した時間でした。
Googleスライドを使った話合いもとても良かったです。
・各地区の取組を情報共有でき、大変充実した時間となった。
こういう交流を中心とした協議会が理想であると感じた。協議では、新たな教師の学びの姿を実現させるための
様々な取組が共有された。やはり、研修体系を見直すことが求められていることが分かった。
・各地区から報告された工夫した取組を参考に、今後の本県の研修を見直していきたい。
様々な気づき、共有がされた有意義な会とすることができました。
次回は相模原市を会場に研究発表大会を予定しています。
休日開放事業/教育講演会「発達障害の子とハッピーに暮らすヒント」
・講演「発達障害の子とハッピーに暮らすヒント」
講師の堀内さんは、発達障害のある4人のお子さんを育てられた方です。講演では、悪戦苦闘の子育ての中から生み出された知恵や工夫をたくさんお話しされました。御苦労もあったと思いますが、それを感じさせないパワフル且つユーモア溢れる話しっぷりで、子育ての明るさや幸福感が伝わってくる内容でした。
参加者の声の一部を紹介します(原文ママ)。
・実体験を交えたお話が勉強になりました。教員の思いや願いが子どもに伝わるんだという言葉が印象に残りました。週明けから思いを新たに仕事に取り組めそうです。
・自分の子も発達障害で、先生のお子様方とのエピソードは共感できることだらけでした。特に、「自分で選択させる」「可能性のあることは事前に伝えておくと許容できることが多い」という点は、我が家でも常に意識していることです。お子様方とハッピーに過ごされている先生も自分と同じやり方をされてきたとわかり、嬉しく感じました。
・堀内さんのパワフルな生き方や考え方に感銘を受けました。
今回、Zoomによるオンライン配信も同時に行ったことで、遠方の方も参加することができました。
自立活動研修2
・講義(Zoom)「摂食・嚥下の仕組みと摂食・嚥下機能の発達過程について」
・実技(Zoom)「食事に介助が必要な子の摂食指導」
講師:国立病院機構 千葉東病院 歯科医師長 大塚 義顕 氏
・講話・実技「食事に介助が必要な子の摂食指導について」
講師:県立特別学校教諭 他
研修後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)
・「様々な食形態や食具の工夫、食べさせ方などとても分かりやすく教えていただいたので、とても印象に残りました。」
・「今回の研修でご講話いただいた先生方全員が『安全に、楽しく!』というワードを繰り返し仰っていたので、今後摂食指導する際に忘れないよう自分に言い聞かせていきます。」
・「摂食時の支援方法や指導のポイントを学ぶことができ、2学期からすぐにでも活用していきたい。」
実技を交えながら、摂食について具体的な学びを得ることができました。すべての子供たちが「おいしく、楽しく、安全に」食事ができるよう、研修で紹介された介助の方法や食具を是非学校現場で生かしていただきたいと思います。
特別支援教育におけるICTを活用した教材・授業づくり研修
・講話「特別支援教育におけるICT機器の活用―コミュニケーション・学習支援のツールとして―」
講師:教育振興部特別支援教育課 指導主事
・講話・演習「障害のある児童生徒へのICT機器を活用した授業の実際及び教材の体験」
講師:県立特別支援学校教諭 2名
研修後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)
・「GIGAスクール構想における各校のタブレットの種類や中に搭載されているアプリの差などがよくわかった。今回,今まで使っていたタブレットは本当に使いにくいことが分かり,今回の研修で使用したタブレットはアプリもたくさんあり,研究や手法がさまざまあることがたいへん勉強になった。」
・「実際にiPadを使用してアプリを使った研修が良かったです。個別課題の指導でどのようにICTを使えるか学びたいと思っていましたが、メモアプリにプリントを読み込んでマークアップでなぞりができることを知り、とても役に立つと思いました。9月から活用したいと思います。ありがとうございました。」
・「小学校で使用しているタブレットでも活用できる教材を教えてもらえたこと。9月から早速使えそうです。アナログ+ICTでよいとわかったこと。安心しました。」
研修では、ICTに関する国や県の施策に関する講話や様々な障害のある児童・生徒に応じたiPadを活用した演習等を行いました。
受講者がこの研修で学んだことを自校での実践に生かし、特別支援教育におけるICTの利活用が促進されることを期待します。
特別支援教育の音楽指導研修―生活を豊かにする授業づくり―
・講義・演習「特別支援教育における音楽指導の在り方」
講師:昭和音楽大学 客員教授 伊藤 啓子 氏
・講話・演習「知的障害のある子の音楽の実践」
講師:県立特別支援学校 主幹教諭
・講話・演習「重度重複のある子の音楽の実践」
講師:県立特別支援学校 教諭
研修後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)
・「全部良かったです。全て参考になりました!」
・「すべての研修内容に大変満足しています。午前中から実際に楽器に触れて、体験することができ、あっという間の充実した時間でした。2学期に生かせるアイディアがたくさん詰まった研修で受講できたことに感謝申し上げます。」
・「先生方のお人柄が見える楽しい、そして、明日からの実践につながる研修でした。表情豊かな先生方の表情や言葉の使い回しも学ばせていただきました。」
・「子ども達が音楽を『生涯の友』にできるような活動につながるためのしかけや工夫が素晴らしく、いちいち全てに頷いてしまいました。今まで以上に支援の音楽の可能性を感じました。」
研修した内容を生かして、卒業後の生活を豊かにするための音楽を目指した授業づくりをしていただけると幸いです。
小・中学校等における医療的ケア実践研修
・講話「千葉県の医療的ケアについて」
講師:教育振興部特別支援教育課 指導主事
・講義「医療的ケアのある子を担当する教員に望むこと」
講師:千葉県千葉リハビリテーションセンター 第一小児科部長 石井 光子 氏
・講話「医療的ケアの取組の実際」
・協議「子供たちが充実した学校生活を送るために、大切にしたいこと」
講師:県立特別支援学校教諭
研修後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)
・「他の市の取り組みを知れて、在籍する市の取り組みの仕方の改善点などがわかりよかったです。最後の各市各学校の様子も聞けて大変勉強になりました!」
・「医療ケアを必要とする児童生徒が増加傾向にあることは把握しているのですが、個に応じた対応が必要だということが、よく分かりました。そして、徐々に学校も医療知識を学ぶ必要があることも認識できました。最後の協議に、県総セの先生が司会をしてくださり、講師の先生と近い距離でご意見を頂けたのは大変有意義でした。」
・「地区の養護教諭会等の方へ、積極的に研修を開催していただけるよう、働きかけていきたいと思いました。」
県全体の取組や医学的側面から、医療的ケアの実際について確認をし、後半には、グループ協議を行い、悩みの共有や情報交換を行いました。連携を大切に、本研修での学びを、学校現場で生かしていただきたいと思います。
発達障害のある子の指導研修2
・講話・演習「感覚統合の視点から見た困難さの理解」
・講話・演習「運動能力・操作機能を育てる指導のアイデア」
講師:横浜市北部地域療育センター 作業療法士 松本 政悦 氏
研修後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)
・「自分の担当の子供の様子を思い浮かべながら、お話を聞いたので、どんな手立てをしていくとよいかを考えることができました。」
・「座学で学び、実技で学んだことで、頭だけで理解してたものを体感することで、より学びが深くなった。」
・「感覚統合の考え方での意識下の機能というお話が大変勉強になりました。担当している児童への理解につながったと思います。」
講師からは、様々な事例を通して感覚統合の視点を学び、午後からは、受講生同士でのグループ演習を行いました。本研修で学んだことを、所属先で生かしていただけると幸いです。
発達障害のある子の指導研修4―通常の学級等における支援の工夫―
・講義「通常の学級における多様な教育的ニーズのある子への支援」
講師:独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 総括研究員 井上 秀和 氏
・講話「通常の学級におけるユニバーサルデザインの視点を取り入れた授業づくりや学級づくりの実際」
講師:習志野市総合教育センター 指導主事
・講話「高等学校における教育的支援を必要とする生徒への支援の工夫の実際」 講師:県立高等学校教諭
研修後の、受講者の声です。(以下、原文ママ)
・「困っている子に対する支援ではなく、すべての子どもにわかりやすく、過ごしやすい環境を作ることが担任の使命だと感じました。周囲のサポートや関わりも大切ですが、子ども自身ともっと向き合って一緒に考え、学んでいけるよう頑張ります。」
・「具体的な指導内容を教えていただき、実践してみたいものがたくさんありました。」
・「実際の現場の経験を生かした講義内容でわかりやすく、すぐに取り入れられるものが多かった。また、現状について知ることができ、知識が広がった。」
午前中は、合理的配慮や基礎的な環境整備の大切さ、午後は、効果のあった学用品や具体的な支援、また高等学校における通級による指導について学びました。本研修で学んだことが「困っている子」への支援の一助となれば幸いです。
あすなろ塾(神崎町6/5、市原市6/8)
・受講生の声
今回の研修は役立つことばかりでした。分かっていると思っていたことも改めて確認してみると、自信をもってできているとは言えないことばかりでした。今後更に意識して行っていきたいと思います。
授業や生徒指導、生徒が主体的に考え、行動できるように意識を促すことに生かしていきたいです。
現在行っている指導を、長期・短期という視座で見直し、その意義を再考していきたいと思います。
〇市原市
・受講生の声
子供たちの体験の内容だけでなく危機管理をさらに改善し初めて知ることも多く、とても勉強になりました。
子供の気持ちになり、ワクワクしながら参加できました。貴重な時間をありがとうございました。
ある程度の経験年数になると、改めて授業について研修を受ける場がなかったため、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
出前中堅サポート塾2(四街道市&銚子市 6/7)
四街道市と銚子市で出前中堅サポート塾を開催いたしました。6月7日、四街道市では16名の先生方に、同日、銚子市では17名の先生方に参加していただけました。
・研修テーマ 全国学力・学習状況調査について
学校によって先生方の価値観が大きく違い参考になりました。自分たちの当たり前が当たり前ではないことが分かりました。しかし、基本的には先生方は、あれもこれもになりがちだが気を付けないといけないと感じました。
他校の教務主任の先生方と交流し、新しいアイディアをもらえたことは、とてもありがたかったです。紙面の説明ではなかなか分からないところを研修で知ることができ、勉強になりました。
〇銚子市
・受講生の声
特に心に残ったのはカリキュラム・マネジメントの講話の「つながりを大事にする」ということです。本校でもつながりを意識せず行っていることがあるので今日の研修を明日からの教育活動に生かしたいです。
カリキュラム・マネジメントがどういうものかよく分かりました。様々なレベルや視点で取り組んでいくことが大切だと分かりました。明日から実践してみたいと思える内容でした。
普段当たり前にやっていることをブラッシュアップしていくことが大切なんだと感じました。そのためにも、思考ツールなど使いながら情報を整理し、反省等を指導にいかしていけるように、自分自身も思考ツールに慣れていくことが必要だと思いました。